FXのトレードルールを作る時に重要なポイント。
それは
「勝率」と「リスクリワード」です。
「勝率」は10回トレードをして何回勝つことができるかです。10回トレードして6回勝てるのであれば勝率60%のトレードルールということになりますね。単純に考えて勝率は高い方がいいです。
そりゃ誰だって勝つトレードが多い方がいいですよね。
「リスクリワード」はそのトレードにおいて、損切りまでのpipsと、利益確定までのpipsの割合のことを言います。
よくある表現方法としては、リスクリワードが1:2というと例えば損切りが30pip、利益確定が60pipsといった感じになります。もちろんこれもなるべくリスクリワードが良い方がいいです。
これらのことを考えると、勝率が90%で、リスクリワードが1:5のトレードルールができたら無敵だという風に思う方がいらっしゃいます。確かに数字上は無敵です。
ずっとそれでトレードしていたら負けるわけがありません。資産もどんどん増えていきます。
ですが、世の中そう甘くはありません。
わたしも含めて周りの勝ち続けているトレーダーのトレードルール・ロジックを聞いていてもそんなロジックはないです。
これを追い求めようとしてしまうと永遠にトレードロジックを探し彷徨うことになります。
それではいけませんね。何事もバランスが大事なのです。
FX成功者の勝率の考え方
まず「勝率」についてですが、勝率は当然高い方がいいです。
理由としては、勝率が低いと大きい枚数でトレードにしにくくなってしまいます。連敗が続くと口座資金が減っていってしまい、ショートしてしまう可能性もあります。
ですので勝率が高いのは良いことです。
ですが、例えば勝率が90%あったとしても利益確定は10pipsなのに損切りは300pipsというルールだったとします。
これではトータルがマイナスになってしまいます。ということは勝率だけを追い求めてもダメだということがわかると思います。
世の中には色々な情報があります。たまに「勝率9割のロジック完成!」といったブログや広告を見かけることがありますが、そのようなロジックはリスクリワードが大変なことになってる可能性があります。
実際の話でEAといって自動売買をするプログラムでもこういった高い勝率とリスクの高いリスクリワードの商品があり、ずっと勝ち続けてはいたのだが1回の負けですべての勝ちを失ったという話も聞きます。
注意しなければなりませんね。
では、「リスクリワード」はどうでしょうか?リスクリワードも当然高い方がいいです。
1:1よりも1:2の方がいいですね。1:10ならなおよしです。
ですが、これもこのリスクリワードのみを見ている場合の話です。勝率が10%もなかったら当然トータルでマイナスになってしまいます。
トレードルールには勝率とリスクリワードが大事
ということはトレードルールにおいて、「勝率×リスクリワード」のバランスが大事ということです。
まず目指すのは「勝率50%以上、リスクリワード1:1.5以上」というのを目指しましょうという話をよく人にします。
「あれ、あんまりたいしたことないんじゃない?!」と思われたかもしれません。
ですが、これで十分なんです。これを最低レベルとして考えれば、
このリスクリワードでおのずと口座資産は増えていきます。
こういったトレードルールができればあとは、たんたんとトレードするだけなんです。もちろん細かい修正をして少しずつ勝率もリスクリワードもあげていけば更に口座資産の増え方はスピードアップしていきます。
まずは、「勝率」と「リスクリワード」のバランスの良いトレードルールを作って、月ベースで安定してプラスで終われるような状況をトレードで作りましょう。そこから週ベース、最後は日ベースで勝てるトレーダーになれば
毎日ストレスフリーでトレードをすることができます。