FXの勝ち方を知りたくないですか?「そんなこと当たり前だ。」と言われる方が多いと思いますが、実はFXにはある意味で勝ち方があります。「ある意味」というのがポイントなのですが、このFXの勝ち方を知ると、FXのトレードで利益を上げやすくなります。FXで利益を上げたい。
今負けているから勝ちたい。全然資産が増えない。という人にはこの記事が利益を上げるきっかけになるかもしれません。
FXの勝ち方はトレーダーの数だけ存在する
FXの勝ち方の話をしていきましょう。というスタートなのですが、、、突然ですが、FXには決まった勝ち方というものはありません。
決まった1つの勝ち方がないという意味で、「勝ち方」自体はあります。
わたしもFXで勝ち続けていますので、わたしが実践しているトレード方法は勝ち方と言えると思います。
わたしの友人のトレーダーでもずっと勝ち続けているトレーダーにはそのトレーダーの勝ち方があります。
わたしの生徒さんの中でも勝ち続けている人は、最初はわたしがトレードを教えているのでわたしの勝ち方でトレードしていることになりますが、トレードを続けている内に細かいところが自分自身の生活スタイルなどに適合されていってその人オリジナルの勝ち方になってきます。
つまりFXの勝ち方というのは「これ!」という1つの絶対的な勝ち方が存在するのではなく、FXのトレードで勝つことを目指してトレードを続けてきた結果、勝つことができるようになったトレーダーの数だけ勝ち方が存在するのです。
既に勝っているトレーダーのトレードをコピーする。
そんなFXのトレードの勝ち方を理解し、自分のトレードに活かす方法は複数あると思います。
その中で多くの人が実践しようとして、そのほとんどが失敗してしまう方法が「既に勝っているトレーダーをコピーする。」という方法です。
よく飲み会などに行って、勝っているトレーダーさんを見るとトレード手法を聞きまわったりする人がいると思いますが、まさにこのタイプですね。
その場で例えば「僕はMAを3本出してその動きとローソク足を組み合わせてトレードしてるよ。」と教えてもらったりするわけです。
そして自宅に帰り、チャート設定を同じにしていざ実践。その人を(無意識でも)コピーしてトレードを開始するのです。
そして、、、ほとんどの場合は負けます。これはなぜでしょうか?
勝っている人のトレードをコピーすること自体は悪いことではありません。
実際にFXのトレードの世界だけではなく、それ以外のビジネスの世界なんかでも成功者のマネをするというのは定説として存在します。
FXにおいてもこれは当てはまるのですが、この方法を使って勝ち続けるためにはある条件があるのです。
トレードを100%コピーするという条件を満たす。
FXトレードの勝ち方を知る方法。自分のトレードに取り入れる方法に「勝っているトレーダーのコピーをする。」ということを書きました。
ですが、多くの人が失敗します。失敗しないための条件があるのです。それは「コピーするときに100%コピーする。」ということです。
その人のトレードをコピーするのであれば中途半端にではなく100%コピーするつもりでしなければいけません。
もちろん現実的にトレード環境などまでを完全にコピーするのは難しいかもしれませんが、よく多くの人がコピーしようとするのは「うわべの手法だけ」なのです。
これでは当然勝てるようにはならないのです。
飲み会などで聞けるのは表層的な情報
例えば飲み会の席などで、「どうやってトレードされているんですか?」と質問をした時に答えてくれる方法は、その人のトレードの100%ではありません。
ですが、その聞かれた本人に悪気があるわけではないのです。その時聞かれた状況で答えられる範囲できちんと勝ち方を答えてくれていると思います。(これももちろん人によりますが)
つまり本人は良かれと思って教えてくれているんですが、その表層的な情報のみではその人のトレードをコピーしたことにはならないのです。
確実にその勝っている人のトレードを聞いてコピーしたいのであれば、そのうわべだけのトレード手法を聞くだけで満足してはいけないのです。
その説明してくれた手法の裏には細かいチャートの見方や、ローソク足の動き、通貨ペアの特徴など他にもトレードに必要なエッセンスが詰まっています。
それらの裏に隠れているエッセンスも一緒にコピーすることによって初めてその得た情報が生きるのです。
よくトレーダーの飲み会で「新しいトレード手法を教えてもらった。明日から試そう。」といってる人は、次の飲み会でも同じようなことを言っています。
つまり前回のやり方では勝てなかったということです。勝てているのであれば新しいトレードの方法を探す必要がありません。
つまり表層的な情報のみを持ち帰って、たいした検証もせずに勝てなかったので次の人を探すという負のスパイラルになっているのです。
100%コピーするためには1日ではなく全て学ぶ気で。
わたしもトレーダーの集まりにはお誘いがあれば顔を出すようにしています。
それは、勝ち方を探しているわけではなく、他のトレーダーさんとの会話の中で新しい発想が生まれたりするからです。
たまにお互いのトレードのやり方などを話すことはありますが、趣味の話をしているのと同じくらいの感覚で話しています。
本気でそのトレードをコピーしようとは、既に勝ち続けているトレーダーはならないのです。
ですが、勝ち方を知りたいと思ってる人は違いますよね。
少しでも勝っているトレーダーの話を聞いて、勝ち方を教えてもらいたいと思うはずです。
わたしも全然勝てなかったトレードを始めたてのころはそうでしたから気持ちはわかります。
ですが、この時に「その場のみ」でトレードをコピーしようと思わないことです。話をしてみて、「この人のトレードをコピーしたい!」と思った時は後日でも教えてもらえる機会を作るか、そのトレーダーがコンサルやセミナーなどをしている場合はそこに参加し続けることです。
実はこれが勝ち方を知る一番の近道かもしれません。勝ち方はそんなすぐには手に入らないものです。
ましてや1日では無理です。そこから色々なことを学んでまずはその目標とするトレーダーさんのトレードを100%コピーすることです。
すると勝ち方が見えてくるのです。まずはこの100%コピーする気でトレードを学んでください。
わたしの生徒も負け方を学んでいる。
実際にわたしがトレードを教えている生徒さんも負け方を学んでいます。
もちろんわたしの用意したトレードの考え方、トレード手法、ロジックなどもまずは100%コピーしてもらうために用意していますが、それと同時に負け方を学ぶことはとても大切だとわたしは考えているのでしっかりと学んでいただいています。
負け方を知るということは、同時に「負けない方法」を知れることになりますから必然的にトレードの勝ち方がわかってくるのです。
FXなどの投資というのは、負けない方法さえ知っていれば資産は増えていくので結果的に勝つことになるのです。
多くのトレーダーが目に見えた結果を追い求めてしまうのであまりフォーカスされませんが、この負け方を知り、避けるだけで、ほとんどのトレーダーの人は成績が改善します。
それくらい勝ち続けるためにはとても重要なことなのです。以下に「負けないための方法=勝ち方」について説明を書いておきます。
損切りをする
FXなどの投資において一度は聞いたことがあるであろう言葉「損切り」です。「ロスカット」とも言いますね。F
Xで負けるという人の多くが「損切りできない。」「損切りができなかった。」というセリフを口から出します。
それくらい負けてる人の話を聞くと、同時にこの「損切り」という言葉をよく聞くのです。損切りというのはつまり「損を確定する。」ということなのですが、人の心理的に損は確定したくないのです。
逆に利益はすぐにでも確定したくなる。こういった現象が起こります。
人は自分の利益になるものは確実に手に入れるために少しでも早く確定し、損するものはなるべく確定せずに損がなくなるかもといった良い方に事が運ぶことを期待してしまう。
これをプロスペクト理論と言います。
これがFXのトレードではとても厄介です。FXのトレードであなた自身がコントロールできるものって何かわかりますでしょうか?それは「損失」なのです。
どれだけ稼げるかというのは自分でコントロールできません。ですが、トレードにおいて損切りというのは自分がコントロールできるものなのです。
この損切りで損失をコントロールすることによって、結果的に資産を殖やすという状態を作りあげるのです。損切りをしない人はその内に「塩漬け」という損切りするのは評価損が大きくなってしまい、損切りしたくてもできないという状況に陥ってしまいます。
こうなるとメンタルは大きく崩れ冷静にチャートを見ることもできずにそのまま資産を減らしてしまう人が多いのです。この状態を避けるためにはどうしたらいいのでしょうか?
それは「損切り」をちゃんとすることです。
確かに損を確定するのは嬉しいことではありません。自分の口座資産が減るわけですから。わたしももちろん口座資産が減るのが嬉しいとは思いません。ですが、損切りは最終的に口座資産を殖やすための必要経費だと思うようにしています。
FXのトレードで勝率100%はないんですから、負けることもあります。その負ける時をコントロールできるのが損切りなわけです。
何も恥ずかしいことはないのです。計画的に損切りすることにより、次のトレードの取り組むことができたり、こういった必要経費を払うことによって最終的に口座資産を増やして勝てばいいんですから。
損切りをしないと負ける。損切りは必要経費だと頭に叩き込んでちゃんと損切りできるようになってください。
リスクリワードを考える
リスクリワードという言葉を聞いたことがあるでしょうか?FXのトレードで置き換えるとリスク=損切り幅、リワード=利益確定幅と考えていただいて大丈夫です。
負ける人というのはこのリスクリワードの設定がめちゃくちゃだったりするのです。
先ほど出てきたプロスペクト理論で考えてみていただいてもすぐにわかると思います。
利益確定はなるべく早くしたい、損切りはなるべくしたくない。こういった精神状態でトレードしているとポジションをもったとしても、プラスになればすぐに決済し、マイナスになった時はずっとキープしているという状態になってしまいます。これでは口座資産は増えません。
トレードで上に行くか下に行くかとシンプルに考えても50%です(実際はそんな単純ではありません)。
シンプルに考えても2回に1回は当たるとしても、例えばプラスの決済は10pips。損切りは100pipsでずっとトレードしているとマイナスがどんどんかさんでくるのはわかると思います。
これがリスクリワードによって負ける人のパターンです。
これで負け方がわかりましたね。もちろん例外もあるのですが、基本的には勝っているトレーダーは、このリスクリワードを1:1以上に設定します。
1:2以上あればなお良しですね。間違っても3:1などにしてはいけません。例外というのは勝率9割など、とても勝率が高い場合は確かにリスクリワードの条件が悪くても勝つことができるのですが、普通はなかなかそのレベルのトレードをするには時間がかかりますので、勝率が5〜6割でもしっかりと勝てるように、このリスクリワードは1:1以上で設定してくださいね。
自分に合った時間軸でトレードする
トレードスタイルというものがあります。時間軸によって呼び方が変わりますが、とても短いトレードをスキャルピング、1日で決済まで行うのがデイトレード、更に長いトレードをスイングトレードなどと言います。
細かい線引はないのでなんとなく名前は覚えていただくだけで大丈夫です。最近多かった負け方として自分の生活スタイルや性格に合わない時間軸でトレードしているというパターンがありました。
数年前からFXの世界ではスキャルピングが流行っています。流行っているのはどういうことかというと、FXの雑誌や他の経済誌でもFXの特集があると、そこで取り上げられるトレーダーがスキャルピングのトレーダーだったのです。
スキャルパーなんて名前まで登場しました。その名の通りスキャルピングで利益を上げる人です。短い時間軸でトレードをするので利益が出るまでの時間が短い。これならサラリーマンなど仕事をしている人でも会社から帰って来てトレードできるということで一気にこのスキャルピングは有名かつ人気になりました。
ですがみんな勝てたのかというとそうもいきません。わたしも少し前はスキャルピングの割合が多く、それでも勝っていましたが、周りにはスキャルピングに手を出したら負けたという人が結構いました。
こればかりは相性があると思います。例えばスキャルピングの場合は、反射神経が少し必要です。スピーディーにトレードするわけですから瞬時の判断力が必要になってくるのです。
これが性格的に合わないという人は意外といらっしゃいます。わたしの周りにもいたくらいですから。別にスキャルピングが悪いわけではないのです。スキャルピングで利益を上げている人もいるのが事実です。
そうではなく、自分に合ったトレードスタイルなのかということがとても大切なのです。自分が合わない時間軸でトレードすると負ける人がいます。
これは実際にわたしの周りにもいたので間違いない事実です。そんな彼らも元のトレードに戻せば勝てるのです。自分に合った時間軸を見つけてトレードするのがいいと思います。
資産管理を徹底する
。
最後はとてもシンプルな言葉になりますが、「資金管理」です。実はこの資金管理というのはとてもたくさんの意味を含んでいる言葉です。損切りやリスクリワードも大きくみると資金管理の一部ということになります。
トレーダーさんによっては、FXトレードというのは資金管理が全てだ。とおっしゃる方もいるくらいです。わたしもとても大切な要素だと考えています。負け方として伝えると、負ける人の多くは自分の資金管理のルールがありません。
これがものすごく大きいです。逆に勝ち続けているトレーダーの方はほぼ間違いなく自分なりの資金管理のルールをお持ちです。資金管理のルールがないことが負け方に繋がるということです。
資金管理のルールがないと感情的にトレードをしてしまったり、そんな根拠がないところで必要以上のロット数のポジションを持ってしまって予想外の大きなマイナスをかぶるといったことが起こってしまいます。
こういったことを繰り返していると勝ち続けるどころか、負け続けて資産は減る一方です。絶対に避けなければいけない状態になるのです。
自分の口座資産、取引ロット、同時保有ポジション、損切り幅と利確幅などを事前に決めておいて、例えば仮に10連敗しても口座資産はちゃんと残ってトレードで再起できるといったようなことを把握しておくことは大切なのです。
資金管理が全てという人がいるくらいとても大切な項目ではあるので、負け方から学んで、資金管理を徹底するようにしてください。
FXの勝ち方について長々と書いてきました。既に勝ち続けているトレーダーを100%コピーして、負け方を知ることによって、勝ち方を知ることができます。
勝ち方を知ることができればそれを実践することによってトレードで勝てるようになるのです。
その先には自分自身のオリジナルのトレードで勝ち続けることができるようになっているかもしれません。
その状態になれば利益を上げやすくなっているでしょう。
勝ち方を知るのは決して簡単なことではないですが、ここに書いていることが最短の道です。