ドル円とユーロドルとユーロ円の関係性

テクニカル分析

FXには色々な通貨ペアがあります。

1つの通貨に対して、複数の通貨ペアが存在することが多いですね。

例えば「円」だと、ドル円、ユーロ円、ポンド円、オーストラリアドル円など。
「ドル」だと、ドル円、ユーロドル、ポンドドル、ドルスイスなどです。

これらの通貨の相関関係のことを「通貨相関」なんて言ったりしますが、トレードに活用するときの考え方は、「今強いは何なのか?今弱い通貨は何なのか?」ということです。

通貨相関の考え方

例.ドル円

ドル円を例にとって説明してみます。

ドルが強い場合は、ドル円は上昇します。

ドルが弱い場合はドル円は下落します。

これはわかりやすいですよね。

ですが、これは正確にいうと、ドルが円に対して強い場合は「ドル円が上昇」、ドルが円に対して弱い場合は「ドル円が下落」ということになります。

通貨ペアになっている対の方の通貨に対して強いか弱いかで決まるということですね。

例.ユーロ円

ユーロ円で考えてみると、ユーロ>円だと「ユーロ円は上昇」ユーロ<円だと「ユーロ円は下落」ということです。

これはどの通貨ペアでも同じですね。前に来ている通貨が強ければ上昇し、弱ければ下落するということになります。

ユーロドルでも同じですね。ユーロ>ドルで上昇、ユーロ<ドルで下落です。

では、ここで「ドル」と「円」と「ユーロ」の関係性について考えてみます。

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ドル、円、ユーロの関係性

例えば「ドル円が上昇」「ユーロドルも上昇」している時「ユーロ円」は必ず上昇しているというのはおわかりいただけますでしょうか?

「ユーロドル×ドル円」がだいたいですが、「ユーロ円」のレートになります。

ユーロドルが1.12000、ドル円が120円であれば、ユーロ円はだいたいですが、134.4円になるのです。

対象のドルストレートとドル円をかけたものクロス円になります。

だから「クロス円」という風にいうみたいです。

掛け算ですから、ユーロドルとドル円が上層すればおのずとユーロ円は上昇するというのはおわかりいただけると思います。

下落の場合も同じです。

通貨相関.まとめ

この基本ではありますが、相関関係を知っていれば、例えばユーロ円でトレードする人は、ドル円やユーロドルのチャートも一緒に分析していれば、自分のトレードにいかすことができるということです。

こういったことがわかれば、「今どの通貨が強くて、どの通貨が弱いのか」もわかります。

例えば、ドル円上昇、ユーロドル下落、ユーロ円上昇の場合、ドル>円、ユーロ<ドル、ユーロ>円ですから、まず円がこの3つの中では一番弱く、ドルが一番強いことがわかります。

相場というのは一番強い通貨と一番弱い通貨の通貨ペアが一番動きやすいですから、この場合ドル円でトレードするのがいいということになります。

もちろんその時の環境や通貨ペアによってボラティリティが違うので一概には言えませんが、これも1つのチャートの見方なのです。

今回は3つの通貨のみを例に出してやりましたが、トレーダーの多くは複数の通貨ペアで「今どの通貨が強いのかな?」といったことを考えながらチャートを見てたりします。

是非参考にしてみてください。

わたしもポンド円でトレードするときは、同時にドル円とポンドドルのチャートを開いて分析してます。

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