先日珍しく投資家の交流会ではなく、友人に誘われてITベンチャー関連者の交流会に参加してきました。
人数は30名程度で、軽い立食形式。
途中に主催者の方のトークライブがありました。
参加者の業界に多岐に渡ります。
わたしは個人投資家であり、IT業界ではないですが起業家でもありますし。
ITベンチャーの代表の方、人材、ベンチャーキャピタル、更には大学生までいらっしゃいました。色々な業界の方とお話させていただけるの楽しい時間ですね。
1人の大学生がトレードについて様々な質問をしてきました。
わたしは、誘っていただいた方に色々な方を紹介していただき、多くの人と常に会話をしているような状態でしたが、その中でも投資家というものについて一番突っ込んで来たのは大学生。
年齢は21歳で、今後の視野を広げるためにこの会にも参加したと。
周りに投資家として成功している人がいないので色々聞きたいとのことでわたしもお酒を飲んで気分が良かったのもあり、質問に答えたりしていました。
聞いてみるとやはり投資のイメージは「恐いもの」
わたしは、よく投資家としてお話させていただく時に、「投資のイメージってどんな感じですか?」と質問します。
多くの人は投資を行ったことがないので、「投資=恐いもの」という答えが出てきます。
先日の彼も同じでした。やはり周りで成功している人がいないし、自分自身が行ったこともない。
更には、ニュースなどのメディアで流れてくる情報はどちらかというとマイナスの情報が多いので、自然と「恐いもの」だという認識になっていると。
こういう人は本当に多いです。
人は自分がよく知らないもの=恐いものだという思考回路ができているので、知る前は多くの人が投資のことをよくわからないまま「恐いもの」だと思ってしまうのです。
恐いと思っている人はまず投資を知るところから始める。
大学生の彼も投資はよくわからないから恐いものだという認識はあるけれど、今後の人生の中で「投資」というものに関わっていきたいと考えていたようで、どうすれば「投資で成功できますか?」といった感じの質問が多かったです。
わたしのこういった質問に対する答えはいつも同じで、「まずは知ることから始めてください。」という風に伝えます。
今は投資というものへの参入障壁も低くなっています。
GoogleやYahoo!で検索すれば色々なウェブサイトやブログを見つけることができますし、投資に関連する本もたくさん出ています。
より専門的なことを勉強したくなれば、分厚い書籍を買ったり、DVDを見たり、オンラインスクールなどしっかりと学ぶことができる環境もあります。
知ろうと思えばいつでも知ることができるのです。
投資の良い情報は人との出会いがきっかけになることが多い。
今回のケースでいうと、大学生の彼は、わたしと出会ったことによって少し前から気になっていた投資について、前よりかはたとえ少しだけだとしても「より深く知ろう」という考えに変化して頂けたと思います。
人と出会い、色々な話をしていく中で自分自身の行動が変わるというのはよくあることです。
わたしも投資についてでいうと今までに色々な本も読み、何千というサイトをチェックし、知るという作業をたくさんしてきましたが、他のジャンルでいうと新しい出会いから色々なお話を聞かせていただいて、新たに興味を持ち勉強を始めるということも少なくありません。
最近でいうと日本の歴史などをお話させていただく機会があり、それ以来その関連書を読み漁っています。
どの出会いがきっかけになるかはわかりませんが、新しい出会いは自分の人生における変化のきっかけになる可能性があるということです。
若い人達が「投資」の世界へ参入しやすい環境が日本にはもっと必要。
よく日本のお金に関する教育は遅れているという言葉を聞きますが、これも人によるのかなと思います。
わたしも20代の時から投資に興味を持ち勉強していましたし、わたしの周りの人間にも同じような人はいました。
ただし圧倒的に少数派であったことは否定しません。
やはり多くの人は投資の世界への壁は高いと感じるようです。わたし個人的には、今は勉強もしやすい環境にありますし、まずは一度勉強してみて、知ってから判断するのが良いと思います。
投資について知って、それでもやはり自分には合わないなと判断することも間違いではないですから。ただ、一度も知ることをせずにいるのはもったいない気はしてしまいます。
色々な可能性が詰まっていることは自分が身を持って体感していますし、これからの若い世代の中にも投資の話ができる人が増えてくると楽しいなと改めて思った日でした。