FXのトレードをしていて「トレードって難しいな。」と感じることがありますか?
わたしは過去何度もこういった経験をしているので、「ある!」と答えた方の気持ちは少しはわかるつもりです。
こういった時って色々ことを考えますよね。まさに試行錯誤という言葉がしっくりとくる状態です。
「トレードって難しい」って考える時ってどんな時でしょうか?
それは「トレードで負けている時」ですよね。
「トレードで勝っている」調子の良い時というのは、「トレードが難しいなぁ。」なんて考えることはないと思います。
「全然トレードで勝てない。」「先週調子が良かったのに今週になって調子が悪くなって勝てない。」といった状態の時に難しさを感じると思います。
では、この「トレードの難しさ」というのは何なのでしょう?
トレードを難しくしているのはあなた自身
実際に今のわたしは「トレードが難しい」と考えることが皆無に等しくなっています。
そんな自分だから過去の自分を振り返ってみてわかることがあります。
それは、「トレードが難しいと感じた時に、トレードを難しくしているのは自分自身だということ」です。
何でも自分が生み出しているのだというのが原則だとすれば難しさも自分が生み出しているということになるのです。
これは「わからないことをわかろうとする」という自分自身の考えが生み出しています。
わからないことなんだから難しいに決まっていますよね。
勝ち続けるトレーダーというのはみんなシンプルなことを繰り返しすることが出来る人だと思っています。
わたしがトレードを教えている生徒さんは、ある意味このシンプルな答えにたどり着くための最短ルートを歩いているようなものですね。
わたしの経験の中で要らないと判断したものは省いて、今のわたしがいるゴールまで導く道筋を用意していることになりますから。
トレードで皆がぶつかる「わからないこと」とは?
「トレードが難しい」ということは、「わからないことをわかろうとする」ことだと言いました。
では、このわからないこととわかることを把握しておけばいいのではないでしょうか?
そうすればトレードが難しいと感じることがなくなります。
「わからないこと」というのは何でしょう?これが一番のポイントですね。
この意味さえわかればトレードを難しく感じる・考えることはなくなります。一度考えてみてくださいね。
FXトレードにおいて考えても考えても答えが出ずに「わからないこと」とは?!
それは、「未来の相場の動き」です。
未来の相場を当てようとするから難しくなる
トレードが難しいと感じる時はつい未来のチャートの動きを当てようとしたりしていませんか?
わたしはまさにそんな状態でした。「こっからは上昇トレンドでしょ。」って予想して、下落したら「あれ、外れた。トレードって難しいな。」みたいな流れです。
思い当たる人もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
この考えになってしまうと、FXも難しいものになってしまいます。
なかなか勝てるメンタルになれないんですよね。
自分の予想通りになる時もあればならない時もある。それが相場です。
よく当たると言われるアナリストだってほとんど当たらないんですよ。当たる時はまぐれです。
大切なことは未来の相場の動きを当てることではなりません。
大切なことは、現状の環境認識・分析。
そこから自分のトレードルールだとどういった優位性があるのかを把握。あとはひたすら検証をして作り上げた自分のトレードルールどおりにトレードするだけです。そこの判断基準に「未来の動き」は入ってこないのです。
もし「トレードが難しい」と考えてしまった時は、いったん立ち止まって自分に聞いてみてください。
「未来の相場の動きを当てようとしにいってないですか?!」と。
ここに答えはありませんので、まさに迷宮入りしてしまうのです。わからないものはわかりません。
わからないものをわかろうとすると思考と行動にズレが出てきますので注意してくださいね。
「未来の相場の動き」は誰にもわからないのです。そのことは前提に頭に置いておいて日々のトレードに取り組みましょう。